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ふらの東山エリアフォトコンテスト2021 第5回作品
グランプリ・準グランプリ作品

春の爽やかさと散歩中の親子の愛らしさのようなものが、ひしひしと伝わってくる作品です。
エゾヤマザクラは満開状態で、しかも残雪の富良野岳もくっきりと見えています。エゾヤマザクラの開花時期のタイミング、S時の散歩道を歩いている親子のシャッターチャンスなど、すべてが的確に捉えられていて素晴らしい作品に仕上がっていると思います。


昨年からあえて作付けしている、観賞用のヒマワリ畑をテーマにした作品です。
天の川と流れ星、それを見上げる人とヒマワリ畑を夜間撮影しています。非常に難しいモティーフですが、見事なまで昇華している作品だと思います。
まるで夢の世界を見ているようなイメージで、非常に完成度の高い作品だと思います。


カボチャの収穫のお手伝いでしょうか、お子さんが農作業の手伝いをしています。
長靴といい、大きな手袋、麦わら帽子、そして何よりもその仕草がとても可愛いいですね。
良いタイミングでシャッターを切っています。
遙か向こうには親御さんらしき方が収穫に精を出しています。雲を大きく取り込んだことも幸いしていると思います。

ふらの東山エリアフォトコンテスト2021総評

昨年はコロナ禍の影響により、中止となってしまった東山エリアフォトコンテストですが、今年は無事第5回目となるコンテストを開催することができました。
まずもって、入賞された皆さん、大変おめでとうございます。
前回も書きましたが、限られたエリアのフォトコンテストにも関わらず、毎回200点以上のエントリーがあるというのは大変驚いており、スタッフの方々のご努力はもちろんのことですが、エントリーされる皆様の写真に対する意識の高さ、関心の高さが強くうかがえるコンテストだと思っております。
今年はフォトコンテスト用に作付けしたヒマワリも、干ばつにも耐えながら見事なまでに満開になりました。これもスタッフの皆様の努力のたまものと思っています。
グランプリを受賞された天野良三さんの「今年もきれいに咲いたね」は、新鮮なアングルに目を見張りました。
ここは老節布にある桜の名所で、毎年多くのエントリーがあるのですが見慣れたアングルばかりです。しかし、天野さんは普段撮影する逆側から撮っています。
ただ逆だけと言うことではなく、散歩中のお子さんづれを配置し、また残雪の富良野岳をも取り込んでいます。まさしく新しい東山を代表する桜の作品に仕上げていると思います
準グランプリの山埼留未さんの作品「向こうに見えるのなんだ」は、お子さんのお手伝い風景を捉えたもので、仕草がとても可愛く表現されています。
そして遙か向こうには親御さんらしき方が収穫に精を出しています。雲を大きく取り込んだことも幸いしていると思います。
同じく準グランプリの岡久存亨さんの作品「ひまわりと共に星を眺める」は、前述している観賞用のヒマワリ畑をモティーフにした作品です。
天の川とあえてそれを見上げる人を取り込んでいます。まるで夢の世界を見ているようなイメージで素晴らしい仕上がりとなっています。
その他、入賞された皆さんの作品も力作揃いでした。
第5回目を迎えた東山エリアフォトコンテストらしく、レベルが目に見えてアップしています。
エントリーの季節も春夏秋冬寄せられるようになっていますし、今後益々東山エリアの魅力が写真という方法で発信されていくと思います。
最後になりますが、主催者と関係者の皆様のご努力に敬意を表しますと共に、改めまして受賞者の皆様にお祝い申し上げます。

2021年11月3日
「富良野市東山エリアフォトコンテスト」審査員代表
写真家 菊地 晴夫

ふらの東山エリアフォトコンテスト2021 第5回作品
入選作品

入 選
斉藤 都:「夕陽のヒマワリ」

入 選
我妻 知幸:「稔りに向けて」

入 選
斉藤 綾:「白い絨毯」

入 選
阿部 康平:「飛 輪」

入 選
石山 廣:「越冬麦畑」

入 選
平澤 勇斗:「冬の寂しさの中で」

入 選
佐藤 義行:「雲」

入 選
後藤 快翔:「1球のボール」